今回は高校三年生の時に文化祭で展示した作品の紹介をします。

この作品はジャンプで現在連載中の『あかね噺』に登場する主人公の桜咲朱音を描いたものです。制作時間は3時間15分です。
制作しようと考えた経緯はシンプルで当時、本屋の試し読みがきっかけでこの漫画にはまっていて、文化祭の作品としてキャラクターを一度描いてみたいと考えたためです。

1 下描き

2 線画
今回はアイデアスケッチと下描きを一緒にして制作時間の時短を行いました。この段階では自分の描きなれた絵柄で描いていきます。
線画はKKペンという配布素材を使用して制作しました。また、線画作業から原作の絵柄を見ながらなるべく雰囲気が似るように微調整していきました。

3 ベース色

4 明暗
線画が完成したら色を塗っていきます。ここでも原作の絵を見ながら近い色を使用します。
明暗を付ける際に影の部分は橙色をベースにして上からもう少し暗くしたいと感じた部分に青紫色を入れることではっきりとさせつつ、寒色を入れることで全体の色のバランスを少し調整しました。明暗は初期ツールの混色円ブラシを使用しました。

5 装飾

6 加工(完成)
背景に和風の白い装飾と漫画でも使用されているロゴを入れました。背景に薄く配置している麻の葉模様以外はロゴも含めて手描きです。
最後にコントラストを変更するためにトーンカーブを使用したり、グラデーションマップを使用して少しだけ色味を変更して完成させました。
落語を題材にした珍しい漫画ですが噺の内容や落語業界に関する説明がしっかりあるため、落語が全く分からない私でも楽しんで読めています。2026年からはアニメの放送も開始するのでこれを機に原作を読んでみてください。

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